11月4日にMARKファミリービジネス研究会が開催されました。
講師は株式会社サラダコスモの中田智洋社長です。演題は『出来るまでやり続ける!』。30歳の時に家業のラムネ屋からもやしの栽培に転換して41年間、連続して黒字決算を続けています。昨年の売り上げは約170億円、経常利益率10%とのこと。一袋20円程度のもやしが主力商品でこの数字は驚異的です。さらに今後5年で売上げも経常利益率も倍にしたいと決意を述べられていました。
中田社長の生き方、経営者としての考え方に大きく影響を与えたのは、大学で学んだ仏教と江戸時代の儒学者佐藤一斎の教えです。他人にも社会にも役に立つこと、今で言えばSDGsの考え方を取り入れた経営姿勢の大切さを話していただきました。また、50歳でチャレンジされたアラスカからアルゼンチンまでの一人旅の体験を例に、「見聞を広めることが大事」、「過去にくよくよせず、未来にビクビクせず、今に全力を出せ」、「人生は(自分のことが目標の)「夢」で終わらせないで、(会社のため、故郷のため、国のためといった)「志」を目指したい」といった心に響くメッセージをいただきました。最後は、大好評の新製品「栗きんとん生食パン」を賭けたじゃんけん大会で楽しく締めくくりました。
第2部の「ビジネスよもやま話」は株式会社アルタ執行役員でITコーディネーターの森英孝様よりホームページやSNS活用法などWeb対策について『企業からWeb会社に来る、大間違いな質問』のテーマで講演していただきました。ITを営業や採用にどう活かすかについて課題を感じている皆さんから「大変参考になった」との声が多く聞かれました。