MARKファミリービジネス研究会の10月例会が10月4日(月)に開催されました。

今回の講師は株式会社ネクストスタンダードの齊藤正明社長です。2000年北里大学 水産学部 卒業後、バイオ系企業の研究部門に配属。ところが勤務先の所長からの理不尽な業務命令により、マグロ船に乗せられることになりました。しかし意外にも、狭いからこそ仲良く助け合う漁師たちの姿に感銘を受けます。その後、人材コンサルタントとして起業。数か月にも及ぶ、狭くて、危険で、重労働という特殊な現場体験から学んだことは数多く、今回は『日本一のマグロ船船長に学ぶ!社員が喜んで働く仕掛けの秘密』のテーマで講演をしてもらいました。齊藤社長の講演時のユニフォームは、いつも雨がっぱ姿ということで、ちょっと小柄な漁師のいでたちで講演は始まりました。

齊藤社長によると、マグロ船の経験から社員に喜んで働いてもらうためには、

・予め「評価基準」を社員に示すこと。

・社員の至らないところを叱るばかりでなく、「ありがとう」という感謝の言葉を意識的に増やしていくこと。

・仕事の難易度を調整し、仕事は難しいから「楽しい」と思わせる(錯覚させる)仕組み(評価制度)を導入する。などが重要。

そして、こうした評価制度が定着できれば、その結果として会社の利益も増え、離職率も下がるという実績がついてくると、述べられていました。

熱気あふれるパフォーマンスであっという間の90分でした。

第2部はスイスのプライベートバンクと聞いて、なんとなく謎に包まれているようなイメージを持ちますが、プライベートバンクの投資に関する伝統的な考え方、成熟社会におけるプロの優位性などを、今年のビジネス書のベストセラー「ファクトフルネス」になぞらえ、『ファミリー・ビジネスがプライベートバンクを好むわけ』と題して、ロンバー・オディエ信託のシニア・コンサルタントでファミリー・ビジネス・ネットワーク・ジャパンの参事の河田淳様に講演をしていただきました。