平成29年11月16日(木)秋晴れ

本坊酒造株式会社 マルス信州蒸留所を視察してきました。長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓、標高798mの美しく緑深い森に囲まれたマルス信州蒸留所は、澄んだ空気の静寂の中にたたずんでいました。

本坊酒造株式会社 マルス信州蒸留所 竹平所長の案内で、普段見ることのない蒸留器ポットスティルをはじめ、ウイスキー製造プラント、原酒の貯蔵庫、ビールの製造風景などを見学しながら、マルスウイスキーと南信州ビールの歴史と魅力をお聞きしました。

昭和35年のマルスウイスキー誕生時に、顧問としてウィスキー造りを指導した岩井喜一郎は「日本のウイスキーの父」として知られ、NHKの朝ドラ「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝の上司であった人物です。岩井は、竹鶴がスコットランドで学んだ製法に改良を加え、マルスウイスキーの蒸留工場建設と指導に尽力しました。

敷地内には最近まで使用されていた岩井式ポットスチルも展示されていて、ジャパニーズウイスキーの歴史を体感できます。マルスウイスキーは、日本のモノづくりの精神を反映して微妙な造りを丁寧に改善して品質を向上させ、繊細なものから、とても力強い味わのものまで幅広い製品が造られています。

四季の変化がある日本の気候風土の中で育った熟成感のあるウィスキーだからこそ世界で評価されているのでしょう。