新型コロナウイルスの影響から開催を見合わせておりましたMARKファミリービジネス研究会ですが、611日に2ヶ月遅れでスタートいたしました。

1回の講師は、株式会社minitts(佰食屋)の中村朱美社長です。 

中村社長の子どもの頃の思い出です。当時ホテルの料理人をしていた中村社長のお父さんは仕事の関係で毎晩帰宅が遅く、ずっと「家族全員で晩御飯を食べたい」という想いを抱いていたそうです。

その想いを実現するため、2012年に国産牛ステーキ丼の専門店「佰食屋」は生まれました。そのビジネスモデルは大変ユニークで、佰食屋の名前の通り1100食限定。ランチタイムで100食売り切ったら、その日の営業は終わりというものです。むやみに売上高を追わず社員の働きやすさと会社の利益の両立を目指すというわけです。

中村社長は従業員に自己決定権を持たせた働き方が仕事における幸せを決めると考えました。

売上目標をなくし、100食という制約を設けることで、集客効果があがり、早く帰れて、フードロスもなくなるだけでなく、従業員が自らの役割に責任を持つことで、従業員が上からの指示ではなくどうしたらお客様に喜んでもらえるかを自分の頭で考えるようになったと言います。。

お客様の発信したブログがきっかけで超人気店になり、多くのメディアでも紹介され、数々の賞も受けましたが、そんな佰食屋でもこのコロナウイルスの影響は大きく、経営の見直しを迫られています。そのなかで「このコロナピンチをチャンスに変えよう」とスピード感を持って策を練っておられます。受講生の皆さんもこの辺りのお話に関心があったと思いますが、まさに今佰食屋で起こっている、生々しいお話も詳しく聴くことができました。

またアフターコロナの時代を生き抜くための経営手法として。小さな組織を全国にたくさん作る「軍隊アリ経営」の構想についても語っていただきました。

中村社長はお見かけしたところ華奢な京美人という印象ですが、ご自身で「すごく負けず嫌いの性格」だと仰るように、クリエイティブで熱い思いが伝わる講演でした。